恐ろしいのは何と言っても合併症

糖尿病は、日本人に多いと言われています生活習慣病の一つですが、恐ろしいのは何と言っても合併症です。

糖尿病になると直ぐに合併症を引き起こすというわけではありません。

一般的に合併症とは、長い間気が付かずに高血糖を放っておく事によって、徐々に合併症を引き起こしてしまうと言われています。

つまり長い間、高血糖状態が続いてしまいますと、全身の毛細血管が詰まってしまったり、動脈硬化が進行したりしてしまいます。

初期の段階では症状が出ない為、気づかない方が多く糖尿病を発症してから約10年~30年後に合併症の症状が現れると言われています。

糖尿病の合併症には、「糖尿病性神経障害」「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」という三つの合併症があり、それを「三大合併症」と言います。

「糖尿病性神経障害」の症状は、最初は両足のしびれから始まります。

しびれは徐々に上へと広がっていき、両手の指の先からしびれ始めます。

更にひどい状態になりますと、痛みを感じる事が出来なくなり怪我をしていても気づく事が出来ず最悪な事態を招いてしまう恐れがあります。

例えば、足にできた靴擦れや深爪などの些細な傷が痛みを感じない為に気づく事が出来ず、免疫力の低下などに伴い、細菌感染の拡大を招いてしまう事になります。

気づいた時には、腐敗が足の全体にまで広がってしまいその結果、切断を免れないという悲惨決断をしなければなりません。

ですので常に怪我はしていないか、小さくても傷ができていないか、ご自身の目で確認する事がとても重要になります。

「糖尿病性網膜症」の症状は、初期の段階ではあまり自覚症状はなく、ごくわずかな出血や白斑と呼ばれるものが少数認められる程度です。

しかし進行するにつれて、出血や白斑も増えてきます。

それは、長年に渡り高血糖を放置した結果により、網膜の毛細血管が破綻してしまう事によって引き起こされているのです。

最悪の場合、失明という悲惨な結果を招く恐れもあります。

目が見えにくくなったという時点では手遅れの場合もあります。最悪な結果を避ける為には、初期の段階からの定期検診を必ず受ける様にして下さい。

「糖尿病性腎症」の症状は、初期の段階では尿中に少量のアルブミンというタンパク質が漏れ出す症状が起こります。

症状が進行するにつれ、尿中に漏れ出すタンパク質の量が増えていきます。

漏れ出すタンパク質の量が更に増えると、身体の機能に支障をもたらす”アフローゼ症候群”を引き起こしてしまう場合もあります。

更に進行が進みますと、通常の血液検査でも以上が認められ、その時点で尿中に老廃物などの排泄をしてしまう障害が起きています。

症状が末期の段階になりますと、その時は人工透析に頼らなくては生きていく事もできないという状況にまで、症状が悪化しています。

これほどまでに、糖尿病の合併症とは恐ろしく生命をも脅かすものなのです。

そうならない為にも、日頃の生活習慣を改善する事をお勧めします。